今月のスイングトレード振り返りと来週の注目セクター(2025年8月第4週)

地合いについて

先週の市況と私の印象

先週の相場を振り返ると、日経平均やTOPIXといった主要指数は調整色が強く、大きなテーマ性をつかみにくい一週間でした。市場全体では方向感に乏しい中でも、金属関連や化学セクターには資金が入り込んでいるように感じられました。特に素材株を中心に個別の物色が続いており、資源価格や世界市況の影響を受けやすいセクターに注目が集まっていた印象です。

その一方で、全体を見渡すと「明確な資金の流れがあるテーマ」が薄く、エントリーを決断できる銘柄は限られていました。個別株の足形を見ても、リスクリワードのバランスが悪いケースが多く、「見送り」が正解だった場面が多かったと感じています。


今週の取引:フィットイージーでの損失

そんな中で私自身は、フィットイージー(212A) を取引しました。しかし、結果は −20,135円の損失 となり、今月唯一の大きなマイナストレードとなってしまいました。

この銘柄を選定した理由は、直近の好業績に加えて「新高値ブレイク」という明確な買いシグナルが出ていたからです。しかし、テーマ性が今の相場とマッチしていないことや足形が悪化し始めたため、深追いせず損切りを選択。結果的にはこの判断で大きな下落を避けられたので、「損失は最小限に抑えた」と前向きに捉えています。

やはりトレードにおいては「勝つより負けないこと」を意識したポジショニングが重要です。今回の反省点は、テーマの鮮度がやや落ちていた中で、無理にエントリーしてしまったことでした。鮮度があるテーマに資金が集まりやすいのはこれまでの経験からも明らかで、改めてテーマ性の大切さを痛感しました。


今月のスイングトレード成績

一方で、フィットイージーでの損失を含めても、今月のスイングトレード成績は非常に良好でした。

  • 総取引数:29件
  • 勝ち:25件
  • 負け:4件
  • 勝率:86.2%
  • 実現損益合計:+233,475円

月間を通してプラスを積み上げられたのは大きな収穫です。特に今月は、トヨタ自動車、木徳神糧、名村造船所、グローバルセキュリティ、いよぎんHD といった銘柄で大きめの利益を取ることができました。指数がやや停滞する中でも、個別株に資金が流れるポイントをうまく捉えられたのは良かった点です。

また、負けトレードも4件にとどまり、いずれも損切りによって大きな損失を回避できました。これは「リスク管理を徹底した結果」であり、来月以降も継続していきたい部分です。


市況全体との比較

今月は日経平均やTOPIXが軟調な場面が多く、指数に連動した投資では成果が出にくい状況でした。特に日経平均は直近で−2%を超える調整を見せており、全体相場はやや過熱感からの一服局面を迎えています。

その中で、私の月間成績が+23万円を超えたということは、指数を大きくアウトパフォームしたことを意味します。スイングトレードを本格的に始めた1カ月目でこの結果を出せたのは自信になりましたし、来月以降もこのスタイルを継続していきたいと思います。


来週の注目セクターと銘柄

来週については、引き続きテーマ株の鮮度を重視しながら相場を見ていきます。私が注目しているのは以下のセクターです。

  • 金属関連:資源価格の動向に敏感で資金が入りやすい。
  • 化学関連:業績改善や再編期待もあり、物色が続く可能性。
  • 金融関連:金利動向に敏感で、直近も地銀株や仮想通貨関連が物色されている。
  • 半導体製造装置・部品関連:世界的な需要増加期待から再注目の動き。

具体的には、メック(4971)・山一電機(6941)・丸文(7537)・泉州電業(9824) といった半導体関連株に注目しています。金属関連かつ高配当の佐藤商事(8065)も動向を見守りたいと思います。


まとめ

今月はスイングトレード開始1カ月目でしたが、勝率86.2%、実現損益+233,475円と好成績で終えることができました。もちろん、フィットイージーでの大きな損失など課題もありましたが、それ以上に「損切りを徹底する大切さ」と「テーマ株の鮮度を意識する重要性」を学んだ1カ月でした。

来週は金属・化学・金融・人材・半導体関連といったセクターに注目しつつ、需給やテーマ性の鮮度を見極めてトレードを実行していきたいと思います。

*投資は自己判断でお願いします

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