今週(8月18日〜22日)は、全体相場としては調整色が強く、主要指数が揃って下落しました。日経平均は週初43,714円から週末42,633円へと約−2.4%下落。TOPIXも−0.65%の下落、マザーズ(グロース市場250)に至っては−2.25%と、軟調な展開が目立ちました。これまで堅調だった大型株にも利益確定売りが入り、全体的には「高値警戒感」が漂う一週間となりました。
しかし、そうした地合いの中でも資金が流れ込む銘柄は存在し、テーマや需給の強さによって個別株の動きには明暗が分かれました。ここでは、私自身の売買成績と注目銘柄の成績を振り返りながら、今週の相場を整理していきたいと思います。
私の売買成績(平均+4.8%、勝率100%)
今週は4銘柄で売買を行い、すべてプラスで終えることができました。結果は以下の通りです。
取引 | 銘柄名 | 買値 | 売値 | 損益率 |
---|---|---|---|---|
A | ユアテック(1934) | 2,552 | 2,594 | +1.65% |
B | ROBOT PAYMENT(4374) | 293,100 | 302,725 | +3.28% |
C | いよぎんHD(5830) | 192,500 | 203,175 | +5.55% |
D | 空港施設(8864) | 971 | 1,054 | +8.55% |
4戦4勝で勝率は100%。平均リターンは+4.76%、中央値は+4.42%となりました。特に空港施設は+8.5%と大きめのリターンを確保でき、週全体での成果を押し上げました。指数がマイナスで終わった週にプラスを積み上げられたのは大きな収穫です。
注目銘柄の成績(9銘柄中7勝)
先週ピックアップした銘柄群の値動きを整理すると、次のような結果でした。
- アイエスビー(9702) +2.50%
- 栃木銀行(8550) +6.58%
- おきなわフィナンシャルグループ(7350) +2.94%
- エスケイジャパン(7608) −2.41%
- サイバーエージェント(4751) −1.39%
- 電算システムHD(4072) +17.28%
- HIS(9603) +0.74%
- 丸大食品(2288) +0.15%
- PR TIMES(3922) +0.91%
結果は9銘柄中7銘柄がプラスで、勝率は約78%。中でも電算システムHDの+17.3%は突出しており、キャッシュレス関連テーマへの資金流入が鮮明でした。また、金融セクターでは栃木銀行が+6.6%と堅調で、地銀株への買い意欲の強さも見えました。一方、エスケイジャパンやサイバーエージェントのようにテーマの鮮度が落ちた銘柄はマイナスで終わり、銘柄選別の重要性を改めて感じさせる結果でした。
インデックスとの比較
- 日経平均:−2.42%
- TOPIX:−0.65%
- マザーズ(グロース250):−2.25%
- 私の売買平均:+4.76%
- 注目銘柄群(平均):おおよそ+3〜4%
指数は全体的に調整局面でしたが、私の売買はインデックスを大幅に上回りました。また注目銘柄群の平均もプラスで推移し、セクターやテーマに沿った銘柄選択の有効性を裏付けています。
今週の気づきと来週の展望
今週の気づき
- テーマ株の強さ:キャッシュレスや金融など、テーマ性のある銘柄は指数の弱さを跳ね返して上昇。
- 需給の重要性:電算システムHDのように出来高を伴った上昇は一気に大幅高につながる。
- リスク管理:自分の売買は利確ラインを守ったことで勝率100%を実現できた。
来週の展望
- 引き続き指数は上値の重さを意識する必要あり。
- 注目テーマは「金属・銅関連」「人材関連」「金融関連」「化学関連」。
- 資源価格の動きに連動しやすい 金属・銅関連
- 景気循環で需要が高まる 人材関連(例:ウィルグループ)
- 金利環境を背景に資金流入が続く 金融関連(例:宮崎銀行)
- 業績改善や再編期待が材料になる 化学関連(例:住友化学)
- これらのセクターを重点的にウォッチし、チャート形状と需給の強さを見極めながらエントリーを検討していきます。
まとめ
先週は日経平均やTOPIX、マザーズがそろってマイナス圏に沈む弱い相場でした。しかしその中で、私の売買成績は勝率100%・平均+4.8%と大きくアウトパフォーム。さらに注目銘柄群も9銘柄中7銘柄が上昇するなど、テーマ性と需給を重視した銘柄選択の強みが表れました。
「インデックスが下落する局面でも、資金が集まるテーマ株を狙えば勝てる」
これを体感できた1週間だったと思います。来週は特に 金属・銅関連、人材関連、金融関連、化学関連 に注目し、ウィルグループ・宮崎銀行・住友化学といった銘柄を中心に監視を強めていきます
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